herako’s diary

私のための私による私のブログ。整理したいことや、吐き出したいことを練り練りして書いてます。

彼女

あなたと離れて胸が痛いのは、いつの間にか私の一部になっていたあなたがいなくなってしまったから。
体を半分にちぎられたような痛みをまだ覚えている。
誰もいない早朝の物置部屋、校舎のすみであなたが来るのをドキドキして待ちながら、埃をかぶって黄ばんだ興味のない本をめくっていたのを覚えている。
雨の降る朝は、いつも部活の練習に精を出す同級生もほぼいなくて、校舎は静まり返っていた。

もう顔も思い出せない。それでも確かに私の心を、あなたはノートのページのようにちぎって持っていってしまった。
いま何をしているのだろう。

中学生という多感な時期が、私を歪めたのだろうか。それとも、あなたが私を歪めたのだろうか。
いやそれとも、私達は最初から歪んでなどいなかったのだろうか。今となっては記憶の中で顔も声も欠けたあなたが笑うだけである。

あの頃から結局、そのあたりの情動は止まったままであるような気がしている。
この喪失感にぴったりはまるピースはないと分かっていても、あなたを探している私がいることを。
どうか、あなたにだけは知ってほしくないと思う。