herako’s diary

私のための私による私のブログ。整理したいことや、吐き出したいことを練り練りして書いてます。

美しいと思うものへの憧れと現実

それを理想と現実と呼ぶのだろうかと、ぼんやりと思いながら10連休のはざまにいる。



新社会人となり、会社というところに身を起き、日々なんとか過ぎ行く時間の流れについていけるように歩いている。

私が入社した会社のことは、やはり詳しくは言えないが、とても皆忙しそうに毎日働かれている。てきぱきと動く先輩や上司の姿を見て、尊敬するとともに、あまり自分も足手まといになり続けてはいけないと必死に動き回る日々だ。
慣れないことをする中で、ミスをして怒られたり、普通にやり遂げて怒られなかったり、少し褒められたりしながら生きている。なんだか私、社会人みたいだなあと思いながらデスクに座っている。不思議なものだ。

あまり最初から張りきりすぎてもハードルが上がるだけだと分かっているのだが、どうしてもいつもいっぱいいっぱいになってしまう。頼まれた仕事をしていると定時を過ぎてしまうし、残業をしていて自分の仕事が終わっても周りの先輩が帰らないと、何か自分に他にできることはないかと探してしまって終わらない。時間配分も下手くそだし、優先順位もまだまだつけられない。もう少し余裕をもって動きたいと思いつつ、そうもいかない毎日である。
また、自分で言うのもおかしな話だが私は幼い頃から大人の顔色をうかがってきたため極端に怒られ慣れていない。そのため、ミスやらなんやらで怒られて心が折れてしまうことが心配だった。
そこで、入社してからは怒られたり叱られたりしても、相手は自分のすべてを否定しているわけではないということを強く意識するようにし、加えて心の中で(私はあんまり悪くない)と唱えることにした。もちろん言われたことはまず真摯に受け止めているつもりだし、再発防止策も自分なりに考えている。その後自分で落ち込みすぎないようにするために、この方法はなかなか効果的だ。
私は悪くない……わけでは決してないのだが、それでもささやかに心の中で自分を責めないようにしてやることで少し楽になる。



さて、私はこの10連休をまるまるいただくことができた。
ひとり暮らしの部屋に友達を呼んだり、友達と遊ぶ予定を入れたり、一人でゲームをする時間を作ったりと、かなり休日を満喫していると言えるだろう。
今日は、私が初めて先日友達を家に呼んだときの話をしようと思って記事を書いている。

この友達というのは、私の古い友人、そして以前私と恋人という関係であった人物だ。
この人物が連休に遊びに来るというので、私は嫌いな掃除をなんとか済ませて駅まで車にて迎えに行った。そして数日間、同じ空間で生活することを試みた。
この数日間で私は、この人物と過ごしたことを通じて様々なことを自分の中で整理することができた。高校生であった頃に恋人であった人は、今となってはごく普通の他人であり、距離感のうまくつかめない友人であった。

恋愛に憧れ、恋や愛を経験すれば私も満たされ、“普通”を手に入れることができると思っていた私は、必死で“普通”の恋愛経験を得ようとしていたし、しかし結局手に入れることは叶わなかった。なぜならば、私は相手をきちんと見ていなかったから。私が欲しかったのは私に恋愛経験を与えてくれる人であった。
今思えば、当時の思い出は美しい。
ぎこちなくも同じ時間を共有しようとした数々の思い出は、愛と呼ぶにはおこがましいほどの罪悪感と痛みをもって心の中にある。そして、ひと握りの執着心と、それを押さえつける理性とが確かにある。
しかし、これをただうつくしいものとして受け止めてはいけないと私は知っているし、自分が確かに他人と関わって、傷付けた記憶として仕舞っておくべきものだと分かっている。

私達は数日の間、テレビを見て、ゲームをして、インスタントの食事をして、少し外出して、またテレビを見て、ゲームをした。趣味はとても似ていたので、楽しかった。ネットスラングを使って会話をした。スマホゲームの話題で盛り上がって、ゲームの中で素材集めをした。
ぽつぽつといろいろな話をした。咀嚼する間もなく時間が過ぎることを、ほんの少しだけ惜しいと思った。

やがて私はまた車を出してこの人物を駅まで送り届け、そうして家に戻って珍しく自主的に掃除をした。他人の痕跡を消し去って、やっと肩の力を抜いて、一人で眠った。眠る前にたくさんのことが頭にあったように思う。令和に湧くテレビ画面を見ながら、平成に全て置いてきた、と思った。

最後に、一応そういったことに及ぶかと考えて私が買ってきたコンドームの話をしよう。
この人物が滞在していた間に、コンドームに触る機会が二回ほどあった。一回は、なんとなくそういう雰囲気かなと思ったとき。しかし、お互いにどうすればいいのかわからずに結局使うことはなかった。私は今でも処女のままである。
そして一回は、水を入れて風船にしたとき。この感触はなかなか良かった。もう一度くらい水を入れて遊びたいなと思った。こういった遊びを、遠い昔にしたかったかもしれない。

近いうちに、また水風船にして遊びたいと思う。2つ減っただけの箱を揺らすと小気味の良い音がした。